HOME | ||||
屋久島うみがめ館概要 | ||||
*** 屋久島うみがめ館概要 *** |
||||
□ 法人名 □ 特定非営利活動法人屋久島うみがめ館 (略称:NPO法人屋久島うみがめ館) ◇ 設立日 ◇ 2001年6月25日 ◇ 所在地 ◇ 〒891‐4201 鹿児島県熊毛郡屋久島町永田489‐8 : Tel&Fax 0997-49‐6550 ◇ 代表者 ◇ 日髙 俊郎(ひだか としろう) □ 設立趣旨 □ 日本の海岸は、北太平洋で唯一のアカウミガメの産卵場である。中でも屋久島は、国内最大の産卵地であり、毎年国内に上陸するウミガメの約半数が屋久島で産卵を行う。また、国内では屋久島はアオウミガメの産卵の北限であり、これらは屋久島がウミガメ達にとって重要な場所であることを意味する。 アカウミガメとアオウミガメはいずれも絶滅危惧種に指定されている。現在屋久島では、これまでの長期の保護活動により上陸個体数は増加傾向にあるが、ウミガメにとって必ずしも良い状況に向かっているとはいえない。生まれたばかりの子ガメは黒潮に乗ってアメリカの西海岸、メキシコの沖合いに到達し、そこで20~30年かけて成体(産卵できる状態)になると考えられているが、成長したウミガメが再び屋久島の海岸に戻ってきたときに、彼らが産卵する場が残されているのか、憂うべき状況となっている。 ウミガメの産卵地である砂浜は、ウミガメだけでなく様々な動植物が生息しており、種の多様性という観点からも重要な場となっている。屋久島の永田浜は、生態系にとって重要な湿地として2005年にはラムサール条約に登録された。しかし、ラムサール条約や世界自然遺産(ユネスコ)に登録されるなど、屋久島の知名度が上がるにつれて、ウミガメ見学者も増加し、産卵・ふ化環境に影響を及ぼしてきていることも忘れてはならない。観光地化することで浜にもれる人工の光が増えていき、ウミガメの上陸や子ガメの帰海を妨げるばかりか、ふ化時期の入浜が子ガメの踏圧死を招いている。このままでは20~30年後には屋久島からウミガメが消えてしまうかもしれない。 当館は、屋久島とその周辺における自然環境の保全というテーマのもと、ウミガメの生態調査及び研究等を行うことにより、彼らを取り巻く諸問題を解決する糸口を模索し、さらにウミガメが生息していく上で必要な環境を保全することによって、他の動植物ならびに我々人間社会に貢献することを目的とする。 |
||||
◇ 定款(PDF) ◇ | ||||
◇ 事業報告 ◇ | ◇ 事業計画 ◇ | |||
平成25年度事業報告(PDF) 平成26年度事業報告(PDF) 平成27年度事業報告(PDF) |
平成26年度事業計画(PDF) 平成27年度事業計画(PDF) 平成28年度事業計画(PDF) |
|||
□ 活動内容 □ ◇ 生態調査活動(標識調査、計測(甲長、甲幅、時間)、その他) ◇ 生態調査報告書発行 ◇ 環境保全活動(浜の清掃、遮光林の植樹及び管理等) ◇ うみがめ館(展示館)運営 ◇ 啓発活動(ウミガメ講習会、ウミガメ一日ボランティア、うみがめ通信発行等) |
||||
□ 活動の歴史 □ ◇ 1985年4月1日 「屋久島ウミガメ研究会」として発足 (島内のボランティアによるウミガメ生態調査活動開始) ◇ 1985年11月30日 調査報告書発行開始 ◇ 1991年 6月10日 うみがめ通信発行開始 ◇ 1993年 6月 いなか浜の海岸の松が全て枯れ、遮光林の植樹開始 ◇ 1997年11月30日 朝日海への貢献賞・正賞受賞 ◇ 1998年 8月10日 鹿児島県よりウミガメ保護に対して感謝状授与 ◇ 1999年 1月 1日 会名を「屋久島うみがめ館」に改称 ◇ 1999年 5月 1日 うみがめ館(展示館)開館 ◇ 2001年 1月20日 総会にて特定非営利活動法人化を決議 ◇ 2001年 6月 特定非営利活動法人格取得 ◇ 2005年11月 屋久島町より感謝状を授与 ◇ 2007年12月 環境省新宿御苑インフォメーションセンターにて屋久島ウミガメ展開催 ◇ 2009年 6月 うみがめ館(展示資料館)展示品リニューアル ◇ 2011年 1月 オサガメ剥製(幼体・体長160cm)完成 4月うみがめ館展示開始 ◇ 2011年 8月 書籍「屋久島発 うみがめのなみだ その生態と環境」出版社より発行 ◇ 2011年 9月 25年のまとめ調査報告書発行(1985~2009年) |
||||
Copyright (C) 2018 Yakushima Umigame-kan,NPO. All rights reserved |
||||
|